大山祇神

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名前
  • 大山祇神【日本書紀】(おおやまつみのかみ, おほやまつ)大山祇神
  • 大山祇【日本書紀】(おおやまつみ, おほやまつ
  • 大山津見神【古事記】(おおやまつみのかみ, おほやまつ)大山津見神
  • 山祇神原文『父山祇神白送言・・・』より。『父大山祇神』と書きたかったのか、『大』と『父』を誤ったのか。それとも『山祇神』で合っているのか・・・。【先代旧事本紀】(やまつ)山祇神
  • 伊邪那岐命いざなきのみこと【古事記 上巻】
    • 迦具土神かぐつちのかみ【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第七】
先祖
  1. 伊邪那岐命
  2. 伊邪那美命
配偶者
  • 野椎神のづちのかみ【古事記 上巻】
  • 天之狭土神あめのさづちのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 国之狭土神くにのさづちのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 天之狭霧神あめのさぎりのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 国之狭霧神くにのさぎりのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 天之闇戸神あめのくらどのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 国之闇戸神くにのくらどのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 大戸惑子神おおとまといこのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 大戸惑女神おおとまといめのかみ【古事記 上巻】【母:野椎神のづちのかみ
  • 足名椎あしなずち【古事記 上巻】
  • 神大市比売かむおおいちひめ【古事記 上巻】
  • 木花知流比売このはなちるひめ【古事記 上巻】
  • 石長比売いわながひめ磐長姫いわながひめ日本書紀本文には見えない。古事記と日本書紀一書では父子関係。【古事記 上巻, 日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第二】
  • 鹿葦津姫かしつひめ木花之佐久夜毘売このはなのさくやびめ日本書紀本文では母子関係だが、古事記と日本書紀一書では父子関係。【日本書紀 巻第二 神代下第九段】【母:大山祇神おおやまつみのかみ
出来事
  • 山神として、伊邪那岐命伊邪那美命との間に生まれる。

    【古事記 上巻】
    • 伊奘諾尊軻遇突智を三段に斬った内の一段から化生する。

      【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第七】
    • 伊奘諾尊軻遇突智命を五段に斬った内の首から化生する。

      【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第八】
  • 大山津見神と野椎神の二神が、山と野に分担して生んだ神の名は天之狭土神。次に国之狭土神。次に天之狭霧神。次に国之狭霧神。次に天之闇戸神。次に国之闇戸神。次に大戸惑子神。次に大戸惑女神天之狭土神から大戸惑女神まで合わせて八神である。

    【古事記 上巻】
  • 娘の鹿葦津姫天津彦彦火瓊瓊杵尊に娶られ一夜で身籠もる。

    【日本書紀 巻第二 神代下第九段】
    • 沢山の捧げ物を持たせて二人の娘を天津彦火瓊瓊杵尊献上するが、妹の木花開耶姫は召されて、姉の磐長姫は返される。

      ここでは父として出てくる。
      【日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第二】
    • 娘の吾田鹿葦津姫が天孫に召されて一夜で身篭もる。

      【日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第五】
    • 天孫は事勝国勝長狭に尋ねて「その波頭に立つ浪穂の上に八尋殿を立て、手玉を鳴らして機を織る少女(おとめ)は誰の(むすめ)であるか」と。答えて「大山祇神の女達で、姉を磐長姫といいます。妹を木花開耶姫といい、また豊吾田津姫といいます」と。

      【日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第六】
    • 娘の木花開耶姫命天饒石国饒石天津彦火瓊瓊杵尊の妃となり、生まれた子を名付けて火酢芹命という。次に彦火火出見尊

      【日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第八】
    • 天津日高日子番能邇邇芸能命笠紗(かささ)の岬で美人に出会った。そこで「誰の(むすめ)か」と尋ねると、「大山津見神の女で、名は神阿多都比売といい、またの名は木花之佐久夜毘売と申します」と答えた。また「そなたに兄弟はあるか」と尋ねると、「私の姉の石長比売がおります」と答えた。そこで「私はそなたと結婚したいと思うがどうか」と言うと、「私には申し上げることは出来ません。私の父の大山津見神が申し上げましょう」と答えた。それでその父の大山津見神のもとへ所望の遣いを出すと、大いに喜んで、その姉の石長比売を副えて、沢山の品物を置いた机を持たせて差し出した。その姉は容姿がとても醜かったので、見て恐れをなして送り返した。ただその妹の木花之佐久夜毘売だけを留めて、一夜を共にした。
      大山津見神は、石長比売を送り返されたことを大いに恥じて、「我が女を二人並べて奉ったわけは、石長比売をお使いになれば、天神の御子の命は、雪が降り風が吹いても、つねに岩のように堅固で揺るがないでしょう。また木花之佐久夜毘売をお使いになれば、木の花が栄えるように、御繁栄なされますようにと祈って差し出したのです。この石長比売をお返しになり、木花之佐久夜毘売一人をお留めになるということは、天神の御子の御寿命は、木の花のようにはかなくいらっしゃるでしょう」と言った。
      それで今でも天皇方の命は長久ではないのである。

      【古事記 上巻】