熯速日神

熯速日神

名前

熯速日神【日本書紀】（ひのはやひのかみ）熯速日神
熯速日命【日本書紀】（ひのはやひのみこと）
熯之速日命【日本書紀】（ひのはやひのかみ）
樋速日神【古事記】（ひはやひのみこと）樋速日神
槌速日神樋速日神の書き損じと判断したが、別神の可能性もある。【先代旧事本紀】槌速日神

キーワード

後裔は河内国服連(はとりのむらじ)【新撰姓氏録抄当サイトまとめ】

父

甕速日神（みかはやひのかみ）【日本書紀巻第二神代下第九段】
- 天之尾羽張（あめのおはばり）【古事記上巻】

母

・・・
- 日神（ひのかみ）（天照大神（あまてらすおおみかみ））生んだのは素戔嗚尊だが、その清き心を知り自分の子とする。【日本書紀巻第一神代上第六段一書第三】

先祖

甕速日神
1. 稜威雄走神

子

武甕槌神（たけみかずちのかみ）【日本書紀巻第二神代下第九段】

出来事

甕速日神の子として生まれる。
【日本書紀巻第二神代下第九段】
- 伊奘諾尊が軻遇突智を斬った剣の鐔から滴る血がそそいで化生する。
  【日本書紀巻第一神代上第五段一書第六】
- 日神と誓約をした素戔嗚尊の右腕の中から生まれる。
  
  日神は素戔嗚尊がはじめから清い心があると知って、自分の子として、天原を治めさせた。
  【日本書紀巻第一神代上第六段一書第三】
- 素戔嗚尊が右の瓊を嚙んで、右の掌に置いた時に生まれる。
  【日本書紀巻第一神代上第七段一書第三】
- 伊邪那岐命が十拳剣(とつかのつるぎ)で迦具土神の頸を斬り、刀の本に付いた血が岩石の群れに飛び散った際に化生する。
  斬った刀の名は天之尾羽張という。またの名を伊都之尾羽張という。
  【古事記上巻】
- 剣の鐔から滴る血がそそいで神となり、湯津石村(ゆついわむら)に走りついて成った神の名は天尾羽張神という。またの名は稜威雄走神。または甕速日神という。または熯速日神という。または槌速日神という。今、天安河上(あめのやすのかわかみ)の天窟(あめのいわや)に鎮座する神である。
  【先代旧事本紀巻第一陰陽本紀】

関連

十二世孫:麻羅宿禰（まらのすくね）【新撰姓氏録抄第二帙第十八巻摂津国神別天神服部連条】