五伴緒 名前 五伴緖【古事記】(いつとものお, いつとものを)五伴緒 五部神【日本書紀】(いつとものおのかみ, いつとものをのかみ)五部神 五氏神部【新撰姓氏録抄】(いつとものかみたち)五氏神部 構成天児屋命(あめのこやねのみこと)布刀玉命(ふとだまのみこと)(太玉命(ふとたまのみこと))天宇受売命(あめのうずめのみこと)(天鈿女命(あめのうずめのみこと))伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)(石凝姥命(いしこりとめのみこと))玉祖命(たまのやのみこと)(玉屋命(たまのやのみこと)) 出来事 日子番能邇邇芸命が天降るとき、天児屋命・布刀玉命・天宇受売命・伊斯許理度売命・玉祖命の、合わせて五伴緒五族の長。を分け加えて天降らせた。 天児屋命は中臣連(なかとみのむらじ)らの祖である。 布刀玉命は忌部首(いんべのおびと)らの祖である。 天宇受売命は猿女君(さるめのきみ)らの祖である。 伊斯許理度売命は作鏡連(かがみつくりのむらじ)らの祖である。 玉祖命は玉祖連(たまのおやのむらじ)らの祖である。 【古事記 上巻】 天照大神は天津彦彦火瓊瓊杵尊に、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)・八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種の宝物を賜り、また中臣(なかとみ)の上祖天児屋命・忌部(いんべ)の上祖太玉命・猿女(さるめ)の上祖天鈿女命・鏡作(かがみつくり)の上祖石凝姥命・玉作(たまつくり)の上祖玉屋命、全て五部神を副えて、皇孫に勅して「葦原千五百秋之瑞穂国(あしはらのちいおあきのみつほのくに)は、我が子孫が王たるべき地である。皇孫であるあなたが行って治めなさい。さあ行きなさい。宝祚(あまつひつぎ)の隆昌は、天地と共に窮まりないでしょう」と。 【日本書紀 巻第二 神代下第九段 一書第一】