月読命
- 名前
- 月讀命【古事記】(つくよみのみこと, つきよみのみこと)月読命
- 月神【日本書紀】(つきのかみ)月神
- 月弓尊【日本書紀】(つくゆみのみこと, つきゆみのみこと)
- 月夜見尊【日本書紀】(つくよみのみこと, つきよみのみこと)
- 月讀尊【日本書紀】(つくよみのみこと, つきよみのみこと)月読尊
- 父
伊奘諾尊 【日本書紀 巻第一 神代上第五段】
- 母
伊奘冉尊 【日本書紀 巻第一 神代上第五段】
- 先祖
- 称号・栄典とても広〜い意味です。
伊勢斎大神 【先代旧事本紀 巻第一 陰陽本紀】
- 出来事
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【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第六】泉津平坂 から帰った伊奘諾尊が、筑紫 の日向 の小戸 の橘 の檍原 で禊祓いをした際、右目を洗った時に生まれ、青海原の潮の八百重を治めることを命じられる。 -
伊奘諾尊は三子に「天照大神は
【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第十一】高天之原 を治めなさい。月夜見尊は日に並んで天の事を治めなさい。素戔嗚尊は青海原を治めなさい」と言って、任せた。
既に天照大神は天上に居て言うには、「葦原中国 には保食神がいると聞く。月夜見尊が行って確認しなさい」と。
月夜見尊は命を受けて降った。そして保食神のもとに着いた。保食神は首を回して国を向かって、口から米の飯を出した。また海に向かって、大小の魚を口から出した。また山に向かって、毛皮の動物を口から出した。その品々全てを準備して、沢山の机に置いてもてなした。このとき月夜見尊は憤然として色をなして言うには「穢らわしい。卑しい。どうして口から吐いた物を、あえて私をもてなそうとするのか」と。そして剣を抜いて撃ち殺した。この後に復命して、詳しくその事を話した。天照大神は激怒して「あなたは悪い神だ。見たくもない」と言って、月夜見尊と、昼と夜に隔て離れて住んだ。
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