王仁

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名前
  • 王仁【日本書紀】(わに)
  • 和邇吉師【古事記】(わにきし)
キーワード
  • 書首(ふみのおびと)等之始祖【日本書紀 巻第十 応神天皇十六年二月条】
  • 文首(ふみのおびと)等祖【古事記 中巻 応神天皇段】
  • 河内文首(かわちのふみのおびと)始祖【古語拾遺 応神天皇段】
  • 後裔は右京栗栖首(くるすのおびと)・河内国古志連(こしのむらじ)・和泉国古志連【新撰姓氏録抄 当サイトまとめ】
生年月日
( ~ 応神天皇15年8月6日)
没年月日
(応神天皇16年2月1日 ~ )
出来事
  • 応神天皇15年8月6日

    百済(くだら)王が阿直岐を遣わして、良馬二頭を献上した。
    そこで(かる)坂上(さかのうえ)の厩で飼い、阿直岐に養わせた。
    それでその馬飼いしたところを名付けて厩坂(うまやさか)という。

    阿直岐はまたよく経典を読んだ。それで太子菟道稚郎子の師とした。
    天皇が阿直岐に「お前より優れた学者がいるだろうか」と尋ねると、「王仁という者が優れております」と答えた。
    そこで荒田別巫別を百済に遣わして、王仁を召した。

    【日本書紀 巻第十 応神天皇十五年八月丁卯条】
    • 百済(くだら)国主(こにきし)照古王が、牡馬一頭・牝馬一頭を阿知吉師に託して献上した。
      この阿知吉師阿直史(あちきのふびと)らの祖である。
      また大刀(たち)・大鏡を献上した。

      また百済国に「もし賢人がいれば献上するように」と言った。
      それでこの命を受けて献上する人の名は和邇吉師。即ち論語十巻・千字文一巻、合わせて十一巻をこの人に託して献上した。

      【古事記 中巻 応神天皇段】
  • 応神天皇16年2月

    王仁が渡来した。
    そこで太子菟道稚郎子の師とし、諸々の典籍を王仁に習った。物事に深く通じていた。

    【日本書紀 巻第十 応神天皇十六年二月条】
    • 百済王が博士王仁を献上した。

      【古語拾遺 応神天皇段】
  • 履中天皇斎蔵(いみくら)の傍に、更に内蔵(うちのくら)を建てて、官物を分けて収めた。
    そして阿知使主と百済の博士王仁に命じて、その出納を記させた。

    【古語拾遺 履中天皇段】
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