応神天皇15年8月6日
百済(くだら)王が阿直岐を遣わして、良馬二頭を応神天皇に献上した。 そこで軽(かる)の坂上(さかのうえ)の厩で飼い、阿直岐に養わせた。 それでその馬飼いしたところを名付けて厩坂(うまやさか)という。
阿直岐はまたよく経典を読んだ。それで太子菟道稚郎子の師とした。 天皇が阿直岐に「お前より優れた学者がいるだろうか」と尋ねると、「王仁という者が優れております」と答えた。
百済(くだら)の国主(こにきし)照古王が、牡馬一頭・牝馬一頭を阿知吉師に託して献上した。