気比大神
- 名前
- 氣比大神【古事記】(けひのおおかみ, けひのおほかみ)気比大神
- 伊奢沙和氣大神之命【古事記】(いざさわけのおおかみのみこと, いざさわけのおほかみのみこと)伊奢沙和気大神之命
- 御食津大神【古事記】(みけつおおかみ, みけつおほかみ)御食津大神
- 笥飯大神【日本書紀】(けひのおおかみ, けひのおほかみ)笥飯大神
- 去來紗別神応神天皇と名を交換した後の名。【日本書紀】(いざさわけのかみ)去来紗別神
- 譽田別神応神天皇と名を交換する前の名。【日本書紀】(ほんたわけのかみ, ほむたわけのかみ)誉田別神
- 親
宇佐臣命 【新撰姓氏録抄 第二帙 第十一巻 左京神別上 天神 伊香連条 細字】
- 先祖
- 子
伊香津臣命 【新撰姓氏録抄 第二帙 第十一巻 左京神別上 天神 伊香連条 細字】
- 出来事
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神功皇后摂政13年2月8日
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応神天皇が太子となった時、
【日本書紀 巻第十 応神天皇即位前紀 一云】越国 に行啓して、角鹿 の笥飯大神を参拝した。
この時に大神と太子が名を入れ替えた。
それで大神を名付けて去来紗別神 という。太子を名付けて誉田別尊 という。
そうであれば大神のもとの名は誉田別神 。太子のもとの名は去来紗別尊 となる。しかし記録が無く、未詳である。 -
建内宿禰命は、その太子を率いて禊をするために、淡海近江及び若狭国を巡歴した時、
【古事記 中巻 仲哀天皇段】高志前 越前の角鹿 に仮宮を造って住んだ。
するとその地にいる伊奢沙和気大神之命が夢に現れて「私の名を御子の御名に変えたいと思う」と言った。
そこで「恐れ入りました。御命令に従って変えさせて頂きます」と言った。
またその神が言うには「明日の朝、浜にお出かけなさいませ。名を変えたしるしの贈り物を献上します」と。
それでその朝に浜に行くと、鼻が傷付いた入鹿魚 が浦に寄り集まっていた。
そこで御子は神に「私に御食 の魚を賜られた」と言った。
それでまたその御名を称えて、御食津大神と名付けた。それで今は気比大神というのである。
またその入鹿魚の鼻の血が臭かった。それでその浦を名付けて血浦 という。今は津奴賀 という。
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- 関連