- 名前
- 王辰爾【日本書紀】(おうじんに, わうじんに)
- 氏(ウジ):船【日本書紀】(ふね)
- 姓(カバネ):史【日本書紀】(ふひと)
- 辰爾【日本書紀】(じんに)
- 船史王辰爾【日本書紀】(ふねのふひとおうじんに, ふねのふひとわうじんに)
- 知仁君【新撰姓氏録抄】(ちにのきみ)
- 智仁君【新撰姓氏録抄】(ちにのきみ)
- キーワード
- 船史祖【日本書紀 巻第二十 敏達天皇元年五月丙辰条】
- 後裔は右京
宮原宿禰 ・右京船連 【新撰姓氏録抄 当サイトまとめ】
- 性別
- 男性
- 生年月日
- ( ~ 欽明天皇14年7月4日)
- 没年月日
- (敏達天皇元年5月15日 ~ )
- 親
塩君 【新撰姓氏録抄 第三帙 第二十四巻 右京諸蕃下 百済 宮原宿禰条】
- 先祖
- 出来事
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欽明天皇14年7月4日
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敏達天皇元年5月15日
敏達天皇は高麗の国書を執って大臣に授け、諸々の
史 を召し集めて読み解かせた。
この時、諸々の史は三日の内に読み解くことは出来ず、船史 の祖王辰爾が読み解いて奉った。
これにより天皇と大臣は褒め讃えて「よく勤めてくれた。辰爾よ。お前がもし学ぶことに親しんでいなければ、誰が読み解くことが出来たであろうか。今から始めて殿中に近侍するように」と。
東西の諸々の史に詔して「お前たちの習業は何故か足りない。お前たちは数が多くとも辰爾には及ばない」と。また高麗が上表した国書は烏の羽に書いてあった。
【日本書紀 巻第二十 敏達天皇元年五月丙辰条】
文字は黒い羽に紛れて読める者はいなかった。
そこで辰爾は羽を飯の気で蒸して、帛 を羽に押してその文字を全て写した。
朝廷の人は皆が驚いた。
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