皇極天皇2年11月1日
蘇我臣入鹿が小徳巨勢徳太臣・大仁土師娑婆連を遣わして山背大兄王たちを斑鳩(いかるが)で襲わせた。
三成は山背大兄王の奴として、数十人の舎人と共に出陣して防ぎ戦った。 土師娑婆連は矢に当って死に、兵士は恐れて退いた。 軍中の人は「一人当千とは三成をいうか」と語り合った。