黄泉国から帰ってきた伊邪那岐命が「私は何と嫌な穢れた国にいたのだ。我が身を清める禊をしよう」と言って、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)の阿波岐原(あわきはら)に行って禊祓をした際に、投げ棄てた杖から化生する。
泉津平坂(よもつひらさか)で伊奘諾尊が投げた杖から化生する。
伊奘諾尊は追ってきた八色の雷(いかずち)を追い払い、その杖を投げて、「ここからこちらへは、雷は来ることは出来ない」と言った。これを岐神という。これの元々の名は来名戸之祖神という。
帰順した大己貴神の薦めで、葦原中国平定の先導役となる。