禅蔵尼

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名前
  • 禪藏尼【日本書紀】(ぜんぞうに, ぜんざうのあま)禅蔵尼
  • 豐女【日本書紀】)豊女
性別
女性
生年月日
( ~ 敏達天皇13年12月29日)
没年月日
(敏達天皇14年3月30日 ~ )
  • 漢人夜菩あやひとのやぼ【日本書紀 巻第二十 敏達天皇十三年是歳条】
先祖
  1. 漢人夜菩
出来事
  • 敏達天皇13年(9月 ~ 12月)

    馬子宿禰司馬達等の女のを出家させて善信尼という。年十一歳。
    また善信尼の弟子二人も出家させた。
    その一は漢人夜菩の女の豊女。名を禅蔵尼という。
    その二は錦織壼の女の石女。名を恵善尼という。
    馬子は一人仏法に帰依して三人の尼を崇め敬った。
    そして三人の尼を氷田直達等に付けて衣食を供させた。
    仏殿を邸宅の東方に造って弥勒の石像を安置した。
    三人の尼を招いて大会(だいえ)設斎(おがみ)仏教用語。食事の場を設けること。をした。
    この時に達等が仏舎利を斎食(いもい)の上で見つけ、その舎利を馬子宿禰に献上した。
    馬子宿禰は試しに舎利を鉄床(かなとこ)の上に置いて鉄鎚で打ってみた。
    その鉄床と鉄鎚は砕けたが、舎利が砕けることはなかった。
    また舎利を水に投げ入れてみると、舎利は心に願うままに浮き沈みした。
    これにより馬子宿禰池辺氷田司馬達等は仏法を深く信じて修行を怠らなかった。

    【日本書紀 巻第二十 敏達天皇十三年是歳条】
  • 敏達天皇14年3月30日

    佐伯御室に捕われ法衣を奪われて海石榴市(つばきち)の馬屋で鞭打たれる。

    【日本書紀 巻第二十 敏達天皇十四年三月丙戌条】