- 名前
- 氏(ウジ):吉備海部【日本書紀】(きびのあま)吉備海部
- 姓(カバネ):直【日本書紀】(あたい, あたひ)
- 名:羽嶋【日本書紀】(はしま)羽島
- 生年月日
- ( ~ 敏達天皇12年7月1日)
- 没年月日
- (敏達天皇12年10月1日 ~ )
- 出来事
-
敏達天皇12年7月1日
-
敏達天皇12年10月
百済から帰還して「百済国主は日羅を惜しんで来させませんでした」と復命する。
【日本書紀 巻第二十 敏達天皇十二年十月条】 -
敏達天皇12年(10月 ~ 12月)
羽島は百済に行って、先に密かに日羅に会おうと一人で家の門に向った。
【日本書紀 巻第二十 敏達天皇十二年是歳条】
しばらくして家の中から韓 婦人が現れ、韓語を用いて「あなたの根を私の根の内に入れなさい」と言うと家に入った。
羽島はその意味を覚り、後に従い入っていった。
すると日羅が迎えに来て、手を取って座席に坐らせると、密かに告げて「私が密かに聞くところでは、百済国主は天朝を疑っているようです。私を遣わしてしまえば留めて帰還さないと思い、惜しんで了承しないのです。勅を宣り言する時には、厳しい顔色を見せて性急に召して下さい」と言った。
羽島はその計画のままに日羅を召した。
百済国主は天朝を畏怖して、敢えて勅を違えることはせず、日羅・恩率 ・徳爾・余怒・哥奴知・参官 ・柁師 ・徳率次干徳・水手 ら若干の人を奉った。
-