意富加牟豆美命 名前 意富加牟豆美命【古事記】(おおかむずみのみこと, おほかむづみのみこと) 意富迦牟都美命【先代旧事本紀】(おおかむつみのみこと, おほかむつみのみこと)意富迦牟都美命 出来事 伊邪那岐命が伊邪那美命から派遣された黄泉軍に追われて黄泉比良坂(よもつひらさか)のふもとにやって来たとき、そのふもとに生る桃の実を三個取って待ち、投げるとその悉くが逃げ返った。 伊邪那岐命はその桃の実に「お前が私を助けてくれたように、葦原中国(あしはらのなかつくに)に住むあらゆる人々が苦しみ憂え悩むときに、助けてやってくれ」と告げ、名を賜って意富加牟豆美命という。 【古事記 上巻】 道のそばに大きな桃の樹があった。それで伊奘諾尊はその樹の下に隠れた。そしてその実を採って雷に投げた。雷たちは走って逃げた。これが桃を用いて鬼を避ける由縁である。 【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第九】 関連八色雷公(やくさのいかずち)