崇峻天皇元年3月
崇峻天皇の妃となる。
崇峻天皇5年10月4日
山猪の献上があった。 天皇が猪を指差して「いつかこの猪の頸を斬るように、朕が憎いと思う人を斬ろう」と詔した。 武器を多く備えて異常だった。
大伴の嬪(みめ)小手子が寵愛の衰えたことを恨み、人を遣わして蘇我馬子宿禰に言うには「この頃、山猪を献上する者がありました。天皇は猪を指差して『猪の頸を斬るように、いつか朕が思う人を斬りたい』と詔されました。また内裏に多くの武器を用意しています」と。 馬子宿禰はこれを聞いて驚いた。