草香部漢彦
- 名前
- 氏(ウジ):草香部【日本書紀】(くさかべ)
- 姓(カバネ):吉士【日本書紀】(きし)
- 名:漢彥【日本書紀】(あやひこ)漢彦
- 生年月日
- ( ~ 雄略天皇23年8月30日)
- 没年月日
- (雄略天皇23年8月7日 ~ )
- 出来事
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雄略天皇23年8月(7日 ~ 30日)
河内三野県主小根は恐れ慄き、火を避けて逃げ出た。
草香部吉士漢彦の脚に抱きついて大伴室屋大連に助命を乞うてほしく言うには「奴、県主小根が星川皇子に仕えていたことは事実です。しかし皇太子に背くものではございません。どうか大恩を垂れて命をお救い下さい」と。漢彦は詳しく大伴大連に申し立てた。刑の類に入ることはなかった。
小根が漢彦を通じて大連に言うには「我が君大伴大連が大いなる恵みをお下しになり、短かい命を引き延ばして頂きました。日の光を見ることが出来ました」と。
即ち
【日本書紀 巻第十五 清寧天皇即位前紀 雄略天皇二十三年八月条】難波 の来目邑 の大井戸 の田十町を大連に送った。
また田地を漢彦に与えてその恩に報いた。
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