品牟都和気命が出雲の大神の宮を参拝した時に、岐比佐都美が青葉が茂る山のように飾ってその河下に立てて、大御食を献上した。 すると今まで物を言わなかった品牟都和気命が、「この河下の青葉の山のようなものは、山に見えるが山ではない。もしや出雲の石𥑎之曽宮(いわくまのそのみや)にいらっしゃる葦原色許男大神を斎く祝(はふり)の祭場ではないか」と言った。