予母都志許売

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名前
  • 豫母都志許賣【古事記】つし)予母都志許売
  • 泉津醜女【日本書紀】もつし
  • 泉津日狹女【日本書紀】もつ)泉津日狭女
性別
女神
出来事
  • 伊邪那岐命に腐敗した姿を見られた伊邪那美命は「私に恥をかかせた」と言って、予母都志許売に命じて追わせた。
    伊邪那岐命が黒い鬘を取って投げ棄てると、葡萄の実が生まれた。これを予母都志許売が拾って食べている間に逃げた。なおも追ってくるので、また右の角髪に挿した湯津津間櫛(ゆつつまぐし)を抜き、折って投げ棄てると、竹の子が生えた。これを抜いて食べている間に伊邪那岐命は逃げた。

    【古事記 上巻】
    • 伊奘冉尊は恨んで「なぜ約束を破って、私に恥をかかせるのか」と言った。そして泉津醜女八人を遣わして追わせた。
      それで伊奘諾尊は剣を抜いて後ろに振りながら逃げた。そして(かずら)を投げると、これが蒲陶(えびかずら)となった。醜女はこれを見ると採って食べた。食べ終わると、また追ってきた。伊奘諾尊が湯津爪櫛を投げると、これが筍になった。醜女はまた抜いて食べた。食べ終わると、また追ってきた。後から伊奘冉尊もまた自ら追ってきた。

      【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第六】
    • 伊奘諾尊は大樹に向かって放尿した。これが巨大な川となった。
      泉津日狭女がその川を渡ろうとする間に、伊奘諾尊泉津平坂(よもつひらさか)に着いた。

      【日本書紀 巻第一 神代上第五段 一書第六 一云】