陶津耳
- 名前
- 陶津耳【日本書紀】(すえつみみ, すゑつみみ)
- 陶津耳命【古事記】(すえつみみのみこと, すゑつみみのみこと)
- 大陶祇【先代旧事本紀】(おおすえつみ, おほすゑつみ)
- 子
活玉依媛 (活玉依毘売 )【日本書紀 巻第五 崇神天皇七年八月己酉条】【母:不明】
- 出来事
-
活玉依毘売は容姿が端正だった。ここに姿形は威厳があって比類無い壮夫がいて、夜中に突然やって来た。そして相愛して共に住んだ。
【古事記 中巻 崇神天皇段】
まだ時日も経たないのにその美人は身ごもった。父母はその妊娠を怪しんで女 に言うには「おまえは身ごもっているようだが、夫がいないのにどのようにして身ごもったのだ」と。答えて「麗美な壮夫がいました。その姓名は知りませんが、毎晩やって来て、共に住む間に自然と身ごもりました」と。
父母はその人を知りたいと思い、女に「赤土を床の前に散らし、糸巻に巻いた麻糸を針に通して、その衣の裾に刺しなさい」と言った。教えの通りにして翌朝見ると、針をつけた麻糸は戸の鍵穴を通って出ていた。残る麻糸は三勾 三巻きのみだった。それで鍵穴から出たことを知り、糸をたどって尋ねて行った。
美和山に至り、神の社で留まっていた。
-
- 関連