闘鶏御田
- 名前
- 氏(ウジ):鬭鷄【日本書紀】(つけ)闘鶏
- 名:御田【日本書紀】(みた)
- 生年月日
- ( ~ 雄略天皇12年10月10日)
- 没年月日
- (雄略天皇12年10月10日 ~ )
- 出来事
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雄略天皇12年10月10日
雄略天皇は
木工 の闘鶏御田割注に『一本云。猪名部御田。蓋誤也。(ある書に云う猪名部御田というのは誤りである)』とある。同十三年九月条の猪名部真根と混同していたのか。に命じてはじめて楼閣を造らせた。
御田は楼に登り、四面を走り回って飛ぶように働いた。
時に伊勢の采女が楼上を仰ぎ見てその疾走する姿に驚き、庭に倒れて捧げ物をひっくり返した。
天皇は御田がその采女を犯したと疑い、殺そうと思って刑吏に渡した。
この時に秦酒公は側に侍り、琴歌で天皇を悟らせようと思って琴を横にして弾き歌った。「
柯 武 柯 筮 能 伊 制 能 伊 制 能 奴 能 娑 柯 曳 嗚 伊 裒 甫 流 柯 枳 底 志 我 都 矩 屢 麻 泥 爾 飫 裒 枳 濔 爾 柯 拖 倶 都 柯 陪 麻 都 羅 武 騰 倭 我 伊 能 𦤶 謀 那 我 倶 母 鵝 騰 伊 比 志 拖 倶 彌 皤 夜 阿 拖 羅 陀 倶 彌 皤 夜 」天皇は琴歌で悟り、その罪を許した。
【日本書紀 巻第十四 雄略天皇十二年十月壬午条】
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