膳余磯 名前 氏(ウジ):膳【日本書紀】(かしわで, かしはで) 姓(カバネ):臣【日本書紀】(おみ) 氏(ウジ):稚櫻部【日本書紀】(わかさくらべ)稚桜部 姓(カバネ):臣【日本書紀】(おみ) 名:余磯【日本書紀】(あれし) 生年月日( ~ 履中天皇3年11月6日) 没年月日(履中天皇3年11月6日 ~ ) 出来事 履中天皇3年11月6日 履中天皇は両枝船(ふたまたぶね)を磐余市磯池(いわれのいちしのいけ)に浮かべた。 皇妃とそれぞれ分乗して遊んだ。 膳臣余磯が酒を献上した。時に桜の花が盃に落ちた。 天皇は怪しんで、物部長真胆連を呼んで「この花は咲くべき時期でないのにやってきた。どこの花であろうか。お前が探してきなさい」と詔した。 長真胆連は独り花を尋ね、掖上(わきのかみ)の室山(むろのやま)で手に入れて献上した。 天皇はその珍しさを喜んで宮の名とした。 それで磐余稚桜宮(いわれのわかさくらのみや)というのは、これがそのもとである。 この日、稚桜部臣(わかさくらべのおみ)の姓を賜る。 【日本書紀 巻第十二 履中天皇三年十一月辛未条】