天之葺根神 名前 天之葺根神【日本書紀】(あめのふきねのかみ, あまのふきねのかみ)天之葺根神 出来事 素戔嗚尊は出雲国(いずものくに)の簸(ひ)の川上にある鳥上之峰(とりかみのたけ)に着いた。そこには人を呑む大蛇(おろち)があった。素戔嗚尊は天蠅斫之剣(あめのははきりのつるぎ)で、その大蛇を斬った。蛇の尾を斬った時、刃が欠けた。そこで裂いて見てみると、尾の中に一つの神剣があった。素戔嗚尊は「これは私が私の物としてはいけない」と言って、五世孫の天之葺根神を遣わして天に奉った。これが今にいう草薙剣(くさなぎのつるぎ)である。 【日本書紀 巻第一 神代上第八段 一書第四】 関連天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)共にスサノオの五世孫であり、名も近いため、同一神の可能性あり。