文石小麻呂

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名前
  • 文石小麻呂【日本書紀】(あやしのおまろ, あやしをま
出来事
  • 雄略天皇13年8月

    播磨国の御井隈(みいくま)の人文石小麻呂は力持ちで心が強かった。
    素行が悪く暴虐で、路中で掠奪して通行の妨げとなっていた。
    また商船を止めて全ての物を奪い取った。
    かねてから国の法に背いて租税を納めなかった。
    そこで雄略天皇春日小野臣大樹を遣わし、死を恐れない百人の兵士を率いさせて松明を持たせて家を囲んで焼かせた。
    時に炎の中から白い犬が急に出てきて大樹臣を追った。その大きさは馬ほどであった。
    大樹臣は顔色も変えずに刀を抜いて斬った。すると文石小麻呂になった。

    【日本書紀 巻第十四 雄略天皇十三年八月条】