宮簀媛

名前

宮簀媛【日本書紀】（みやすひめ）
美夜受比賣【古事記】（みやずひめ）美夜受比売
宮簀姫校異【古語拾遺】（みやすひめ）
宮箐媛校異【古語拾遺】

キーワード

尾張国造之祖【古事記中巻景行天皇段】

性別

女性

生年月日

（ ~ 景行天皇41年12月29日）

没年月日

（景行天皇40年10月7日 ~ ）

配偶者

日本武尊（やまとたけるのみこと）【日本書紀巻第七景行天皇四十年是歳条】

出来事

東国征伐に向う倭建命と尾張国で婚約する。
【古事記中巻景行天皇段】
（景行天皇40年10月7日 ~ 景行天皇41年）

東国征伐を終えて尾張に帰還した日本武尊に娶られる。

尾張氏の娘とある。
【日本書紀巻第七景行天皇四十年是歳条】
- 倭建命は尾張国に帰還すると、先日に約束した美夜受比売の家に入った。
  大御食(おおみけ)献上の時、その美夜受比売が大御酒盞(おおみさかずき)を捧げて献上した。
  美夜受比売の襲(おすい)の裾に月経が付いていた。それでその月経を見た倭建命が歌を詠んだ。
  
  「比(ひ)佐(さ)迦(か)多(た)能(の)　阿(あ)米(め)能(の)迦(か)具(ぐ)夜(や)麻(ま)　斗(と)迦(か)麻(ま)邇(に)　佐(さ)和(わ)多(た)流(る)久(く)毘(び)　比(ひ)波(は)煩(ぼ)曾(そ)　多(た)和(わ)夜(や)賀(が)比(ひ)那(な)袁(を)　麻(ま)迦(か)牟(む)登(と)波(は)　阿(あ)禮(れ)波(は)須(す)禮(れ)杼(ど)　佐(さ)泥(ね)牟(む)登(と)波(は)　阿(あ)禮(れ)波(は)意(お)母(も)閇(へ)杼(ど)　那(な)賀(が)祁(け)勢(せ)流(る)　意(お)須(す)比(ひ)能(の)須(す)蘇(そ)爾(に)　都(つ)紀(き)多(た)知(ち)邇(に)祁(け)理(り)」
  
  美夜受比売が御歌に答えた。
  
  「多(た)迦(か)比(ひ)迦(か)流(る)　比(ひ)能(の)美(み)古(こ)　夜(や)須(す)美(み)斯(し)志(し)　和(わ)賀(が)意(お)富(ほ)岐(き)美(み)　阿(あ)良(ら)多(た)麻(ま)能(の)　登(と)斯(し)賀(が)岐(き)布(ふ)禮(れ)婆(ば)　阿(あ)良(ら)多(た)麻(ま)能(の)　都(つ)紀(き)波(は)岐(き)閇(へ)由(ゆ)久(く)　宇(う)倍(べ)那(な)宇(う)倍(べ)那(な)　岐(き)美(み)麻(ま)知(ち)賀(が)多(た)爾(に)　和(わ)賀(が)祁(け)勢(せ)流(る)　意(お)須(す)比(ひ)能(の)須(す)蘇(そ)爾(に)　都(つ)紀(き)多(た)多(た)那(な)牟(む)余(よ)」
  
  そして結婚した。
  【古事記中巻景行天皇段】

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