県守
- 名前
- 縣守【日本書紀】(あがたもり)県守
- キーワード
笠臣 祖
- 生年月日
- ( ~ 仁徳天皇67年12月29日)
- 没年月日
- (仁徳天皇67年1月1日 ~ )
- 出来事
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仁徳天皇67年
吉備中国 の川島河 の河股に大虬 がいて人を苦しめていた。
道行く人がそこに行って触れば必ず毒にあたり多くが死んだ。県守は勇ましく力が強かった。
【日本書紀 巻第十一 仁徳天皇六十七年是歳条】
淵に臨んで三つの瓠を水に投げ入れて言うには「お前は度々毒を吐いて道行く人を苦しめた。私はお前を殺そうと思う。もしお前が瓠を沈めることができたら私は去ろう。沈めることができなければお前の身を斬る」と。
虬は鹿に化けて瓠を引き入れた。しかし瓠は沈まなかった。
そこで剣を挙げて水に入り虬を斬った。さらに虬の仲間を探した。
虬の仲間は淵の底の穴に満ちていたので悉くを斬った。
河水は血に変わった。それでその河を名付けて県守淵 という。
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